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第38回日本高次脳機能障害学会に参加してきました。 更新が遅くなり大変申し訳ないです。すみません。 昨年11月28日、29日、東北は宮城県の仙台国際センターにて開催された、第38回日本高次脳機能障害学会に参加し、ポスター発表を行ってきました。           高次脳機能障害の方の一般就労への取り組みとして、クロスジョブで行っている『面談を軸とした支援』や、就労を考えた時に必要となるであろう『自分を知るということを目的とした就労グループワーク』、日々の訓練や、その訓練の『振り返り報告』、今までの『就労退所者の動向』などを中心に発表しました。多くの人に聞いて頂きありがとうございました。 また、質問として、・1日の訓練やグループワークの流れや内容・面談ではどの様な事を話すのか・実際の就職先はどの様な所でどんな仕事を何時間位しているのか等々、受け答えさせて頂きました。60枚持っていったパンフレットは2日目の午前中早々に無くなりました。 他の発表では、それぞれの地域での高次脳機能障害の方への生活支援や復職支援、自動車運転、注意・記憶・遂行機能・社会的行動障害についての対応や代償手段について、また機能障害、能力障害、社会参加の観点から評価と治療についてまで発表の幅が広かったです。 自動車運転については各地でも取り上げられている問題で、『大阪高次脳就労支援勉強会』でも3月13日開催で取り上げる内容となっています。詳細はクロスジョブホームページの高次脳機能障害就労支援コーナーを参照下さい。 北は北海道から南は沖縄まで参加されている方々も幅が広かったです。口述発表では、就労を目指していける一つの指標としてリバーミード行動記憶検査が有効ではないかという事を知れたり、注意機能が如何に重要かということ、病院の時からのグループワークが後に活かされてくる事への共感、就労を目指す時にハローワーク、職業センター、就ポツ等との連携が重要である事の共有が出来たのではないかと思いました。 仙台で名刺交換をさせて頂いた方々から下記メールを頂きました。  東生駒病院 木村様より先日、高次脳機能障がい学術総会にて、名刺交換をさせていただいた、 東生駒病院の木村麻里と申します。 先日は、質問いただいたあとに、お話する時間がなく、立ち去ってしまい失礼いたしました。 あの後、クロスジョブさんのポスター発表を拝見させて頂きました。 本当に、内容が似ており驚きました。今回私が発表させていただいた、集団プログラムを経た後に、 そちらの活動に参加できれば、より就労への効果が期待できそうだと感じました。 現在は、東生駒病院に勤務となったため、実際に連携をとれないのがとても悔しく思います。  現在、東生駒病院のセラピストは、就労支援というところまでなかなかつなげられていない現状があります。 それは、どこにつなげればよいのかもわかっていないのも大きな原因と考えられます。 よろしければ、クロスジョブさんの1日見学などはさせていただけないでしょうか? また、集団プログラムの情報交換もぜひ行いたいと思います。   就労支援事業所 アクション 池澤様より先日の仙台での高次脳機能障害学会で、色々とお世話になりました栃木県で就労支援事業をしておりますSTの池澤です。学会では貴重なご発表とその後にお忙しい中にも関わらずお時間を作っていただき、私の色々な質問にお答えいただきありがとうございました。 学ばせて頂くことばかりで、改めてよりよい支援をしていくために頑張っていかなければなと感じました。日々の目標の確認と上司への報告、またその場でのFBの大切さを感じさっそく参考にさせていただきます。本当にありがとうございました。もし、2年前の事を覚えていらっしゃいましたら巴さんにもよろしくお伝えください。  南多摩高次脳機能障害支援センター 能代様より先日は高次脳機能障害学会での貴重なご発表、大変興味深く拝聴させていただきました。また発表後は様々な質問にも丁寧にお答えいただき感謝致します。 さて、発表後にも少しお話させていただきましたが、高次脳機能障害のある人のawarenessの問題に関しては、入院中のリハビリテーションから日常生活、社会生活まで、様々な時期において、非常に重要な要素であるとの認識が高まっており、現在私は、筑波大学大学院でawarenessの問題に関して研究に取り組んでおります。awarenessの評価に関しては、障害の核心部分に迫る要素ですので、実際に支援にあたられており、信頼関係が構築された支援者によって評価されるべき要素であると考えております。また評価された内容は、実際の支援へつなげる為の評価でなければならないと考えております。以上のような理由から、実際に高次脳機能障害のある人の支援にあたられている施設への協力を依頼したいと考えており、辻様の発表を聞き、お声をかけさせていただきました。 皆様温かいメール本当にありがとうございます。今後の連携の程、何卒宜しくお願い致します。  行かせて頂いた皆様、発表をきいて下さった皆様、仙台で出会った皆様、本当に本当にありがとうございます。 今後も全国で各地の取り組みを知り、共有し、支援に活かしていきたいと思いますので、何卒宜しくお願い致します!