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事業所訪問後、早速、白木様、深野様より宮城県での高次脳機能障害の方への支援について地域との連携について熱いお話を伺いました。宮城県では宮城高次脳機能障害連絡協議会として「どんまいネットみやぎ」を助成金事業として2012年に立ち上げ、その事務局を「ほっぷの森」様が担っているという事でした。支援拠点機関、行政、病院、地域、就ポツ、そして家族会を軸として本人様の支援を行い、周囲とうまく繋がる役目を果たし、宮城県で7つの圏域にて高次脳機能障害の講習会、ピアサポーター養成講座などの開催も行っているとの事でした。「ほっぷの森」様は2007年に就労移行支援事業所として「就労支援センターほっぷ」をスタートし、2008年にA型事業所として「長町遊楽庵びすた~り」(レストラン)、2009年にB型事業所として「びすた~りフードマーケット」(野菜作り、販売)、そして新たにcafeじょじょの運営や相談事業として相談支援センター「ほっぷの木」の立ち上げなど精力的に、そしてどれも熱心に取り組まれている様子が白木様、深野様の話から伺えました。また、深野様から直々に「就労支援センターほっぷ」についてご説明して頂く事が出来ました。まず、利用者様の事を「スタッフ」、職員の事を「パートナー」と呼んでいるそうです。プログラムはワークサンプルやパソコン以外ではヨガなどの運動系プログラムや講座形式のプログラムがありました。週間ごとにプログラムは組まれていますが、参加に関しては自由で個々の課題に取り組まれる方もいるそうです。今回の訪問ではプログラムの終了時間間際でもあり、利用者の皆様のプログラム中の様子は見れませんでしたが、プログラム終了後に職員の方と面談をされている利用者様もいました。個別担当制という事ではなく、ある一定プログラムで関わる職員の方が利用者様の様子を見るという関わりのようです。更に事業所内にはプログラムや面談、来客や会議などで仕切れる様に、アコーディオンカーテンならぬ木製の折りたたみ式の壁があったりと、ワンフロアを有意義に利用できる工夫が施されていました。また、就労で卒業された方で構成される先輩会という会があり、働いてからの情報交換をはじめ、現利用者の方へエールを送り、個々のモチベーション向上にも繋がっているとの事です。白木様、深野様との対談の中で、クロスジョブからは現在の大阪での高次脳機能障害の方の就労の実態、今回の事業所訪問に至った経緯をお話させて頂き、今後全国での意見や情報交換を通じてより良い支援のあり方や連携のあり方を共有していく事に非常に前向きなお言葉を頂く事が出来ました。何よりも日々の忙しさを感じさせない白木様、深野様の笑顔にまた新たなパワーと活力を頂けた気がします。引き続き、集いの準備も頑張っていきたいと思います。本日は本当にどうもありがとうございます。 さて明日は、気仙沼の就労サポートセンター「とれいん」様を訪問したいと思います。今日中に気仙沼入りをして明日に備えます。それではまた続編にて。