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2月6日(木)に大阪府作業療法士会堺ブロック勉強会で、「高次脳機能障がいのある方の就労支援」というタイトルで巴・家門が発表をしてきました。 日々、病院やデイケア、訪問リハなどの施設で就労に対して悩まれている方々、約30名ほどのご参加がありました。   発表内容としては、厚生労働省が定めている就労系障害福祉サービスである就労移行支援事業、就労継続支援A型・B型事業、就労定着支援事業について簡単な説明と、クロスジョブが行っている就労移行支援について、事業所で行っている各訓練や事例を通しての支援方法についてです。   訓練に関しては、実際の訓練で使用している資料の写真を用いながら、どういったところが訓練のポイントになっているのかを説明しました。一部にはなりますが、事務系の作業ではパソコンの入力スピードや正確性など、作業系では耐久性や、細かい作業を丁寧に行うことができるのかなど、作業適性を見極めることやスキルアップを目指して訓練を行っていることをお伝えしました。 また、クロスジョブが1週間に1回の面談の実施と企業実習を行い、実際の現場で働く中で自己理解を深めていくことを大切にしていることをお伝えしてきました。   事例に関しては、クロスジョブを利用してから就職するまでの一連の流れをお伝えしました。内容としては、利用の経緯から訓練の進め方、企業実習を行うタイミングや実習を通して障害理解を深めたこと、企業からのアドバイスや障害者職業センターで職業評価を行うことで、感じた事例の意見から適職整理を行い、就職につながったことを発表しました。   発表後の質問では、「発症してからどれぐらいのタイミングで就労移行へと通うのか」や「B型ではバスなど通所支援を行っているが、就労移行では行っているのか」「デイケアでは体力づくりを中心に行っているが、どの程度のレベルを求めるのか」など病院や地域のリハビリから就労移行支援へと移るタイミングの難しさを感じられている方が多い印象でした。   就労移行支援を提供できる期間が限られているだけに利用開始時期については悩むこともありますが、地域の施設や機関と連携しながら就労に向けたステップアップを描いていけたら…と改めて感じた勉強会となりました。