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こんにちは、阿倍野事業所の村上です。
先週の金曜日に大阪高次脳就労支援勉強会に参加しました。
事務局として在籍させて頂いていますが、ほかの事務局の皆さんが色々と準備や当日の司会進行、まとめまでやって下さり、まだまだ自分の立ち位置がわからず戸惑っていながら2年が過ぎました。
この会では、30回目とのことで10年ほど前から高次脳について普及活動をしながら勉強会をやられておられたんだなと改めて感じまた。私もこの会の中での存在意義を感じられるように頑張ろうと思います。
さて、今回は
『ラクナ梗塞後の高次脳機能障害により復職が困難であった事例』について
岸和田リハビリテーション病院 作業療法士 平山様より発表頂きました。
今回は、入院中にリハビリと並行して復職を目指した就労支援も行っておられたとのことでした。
病院ならではの、細かな検査や高次脳機能障害についての評価を取られており、定型的な評価を実施し機能改善について確認されていました。
復職後の仕事を想定して電話練習もされていたとのことでした。
しかし、復職はかなわず、退院後ご本人が会社のほうに訪問したら退職を勧められたという結果でした。
この方の支援として何が必要だったのか、教えてほしいという平山さんからの質問に対して、就労支援の経験のある参加者の皆さんからいろんなアドバイスが飛び交いました。
「もしこの方を支援するとしたらどうするか?」という問いでは、
・出来るだけ会社の情報をもらう
・会社の求めているところと本人のできること、障害の状況をしる、すり合わせる
・会社の人が目で見てわかるようなツールがあるといい
・就労連携パスを利用する
・配置転換や時間の調整など環境調整の提案
・リハビリ出勤の提案→会社の理解を深める
などがあげられました。
総括すると、やはり病院だけでリハビリや就労支援を行うことに限界があるということ。
自宅から帰ってそこから通う通院・通勤の練習や企業との連携、使える福祉サービスの提供など、いろんな地域とつながる支援が就労支援では必要なのだと感じました。
復職支援のヒントがたくさん詰まっていて、とても勉強になりました。
今回も貴重なお話しありがとうございました。