夏本番を目前に6月19日、当法人の通常総会が執り行われました。 また、6月21日は毎月恒例の高次脳法人内ネットワーク会議を実施しました。   通常総会では、会員ご来賓の皆さまの熱い想いと温かい激励のお言葉を受け、地域社会と繋がる大切さ、認められることの尊さを感じるとともに、責任と約束を今一度噛み締めたことでした。   そして、昨日のネットワーク会議を振り返ると、総会で感じた地域社会と繋がる大切さ、認められる尊さというものは、そのまま個人（ご利用者さま）に置き換えて考えることもでき、私たちの仕事の意義意味を見つめなおす良い機会となりました。   「働きたい」という想いに常に寄り添い伴走し続けていますが、「働きたい」の裏側に込められた想いはお一人お一人異なります。   ・どんな仕事でも良いからとにかく早く働いて稼がなくては・・！ ・自分に合った仕事をじっくり探したい。 ・今まで経験のある仕事をベースに仕事選びをしたい。 ・働きたいけど、こだわりもある。できる仕事でもしたくない仕事もある。 ・周囲から言われて通いだしたが、CJの必要性が今はよく分からない。   等々、ニーズはさまざまです。 育ってきた環境、活躍してきたフィールド、生活状況、趣味趣向や性格、今後の展望、そして障害状況・・・全て違いますから当然と言えば当然のことです。   私たちはそういったご本人の希望を聞き取り支援を進めていますが、時に今までの経験に基づいた憶測や思いが先行してしまい、ご本人の根底にある想いを見逃してしまうこともあります。   ご本人の「働きたい」の真意はなにか？ ただ働ければ良いのではなく、働いて人生が豊かになり、障害があっても幸せに生きられる。 その人生の一時を預けて頂いた私たちは、「働くこと」を目標に置きつつも、常に視野を広く持ち、その方のその時に必要な支援を考える。   今回の会議ではそのような想いも共有できたように思いました。