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本日の会議では、
・失語症のある方との面談方法について
・利用期限終了時期が迫っている方の見通しについて
特に上記2点において様々な意見交換ができました。
経験豊富な各スタッフが、失語症の症状に対する基本的な対応方法を紙面でまとめてくれたり、
実際に面談で実践している内容を共有してくれたり・・・
色んな方法がありますがいくつかご紹介すると、
・まずは口頭でのやり取りでどの位話すことができるか、理解することができるか確認する。
その上で書く、カードを使う、など必要な工夫を模索していく。
(初めから工夫を使ってしまうと的確な症状の理解に繋がらない。)
・会話ややり取りの要所要所で、必ず理解度を確認する。(どこまで理解して下さっているのか知るため。)
・言いたいことが言えないことがストレスやイライラに繋がることも多いので、
メンタル面には特に意識を向けて対応する。
・言葉が出てくるまでに時間がかかる場合もあるので待つ時間も大切。
また、待ちすぎるのが負担になるケースもあるので、回を重ねる中でその見極めも重要。
などの意見が出ました。
利用期限が迫っている方については、就職に向けて就労移行でやれる事は全てやっていくのはもちろんのこと、
今までの訓練の軌跡、ステップアップしてきた道のりを振り返ること、またその後の方向性について
ご本人がどうしたいのかしっかり聴き取り次に繋げられるフォローをすることも大切な役割ではないかと意見交換しました。
そしてどちらにも共通して言えることは、
私たち支援者が "その方の考えていることやその方自身のことをよく知ること” こそ最も大切である
ということでした。
前面に目立つ症状があるとそこに気を取られてしまいがちですが
その向こう側にある本質を見失わないように見落とさないようにすること――
文章にすると簡単ですが、常に意識し続けることは決して簡単なことではありません。
だからこそ、お互いに何で悩んでいるのか知ること、
普段頭の中で考えて支援していることを意識的に言葉にして伝えること、それらを共有すること。
これらは支援力を高めていくため、スキルアップのために重要だと感じています。
できていない事をダメ出しする事や自分の主張を通す事は簡単ですが、
どうやったらできる様になるのか、理解してもらえるのか、そう考えることで成長に繋がるとも考えていますので
毎回ありがたく開催しています。