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チャレンジャーズの中村です。 久しぶりのOB職場訪問レポート第6弾です。 2018年は1度も訪問できず、ちょうど2年振りのレポートです。   今回は引越し専業としては唯一、東京証券取引所市場第一部へ株式上場している 「株式会社サカイ引越センター」様でお勤めのTさんを訪問させて頂きました。 この日は生憎の雨でした。クロスジョブ堺から徒歩とバスで約30分、 サカイ引越センター様の本社へ到着。オフィスへ伺うと、デスクに向かって お仕事中のTさんがおられます。 Tさんのプロフィール ・50代前半 男性 ・サカイ引越センター本社勤務 ・土日祝がお休み ・通勤はJR阪和線で約40分 ・家族構成:奥さんと一男一女 1日に約10,000枚の名刺作成 N「まずサカイ引越センターさまを志望した動機を教えてください」 T「地元の大企業ですし、元社員で現クロスジョブ理事の多木さんとの縁が あってお世話になっています」 N「いつからお勤めですか」 T「(手帳を取り出して)2012年の3月からです」 N「7年目…長いですね。お仕事は何時から何時までですか」 T「定時は11時10分から17時ですが、繁忙期になると9時から18時の間で 早く来たり遅くなったりします」 N「休憩はここ(職場のデスク)でとっておられるんですか」 T「そうですね。お弁当持ってきて私はここで食べてます」 N「Tさんの部署では何人の方が働いていますか」 T「ここで4人です」 N「Tさんは名刺作成がメインのお仕事ですか」 T「名刺作成して、発送してっていうのがメインです」 N「毎日たくさんの名刺を作るんですか」 T「一日に平均して1セット100枚のを100セットくらいじゃないですかねぇ」 N「Tさんがしているのは、名刺作成のどのパートなんですか」 T「印刷されたのをチェックして、(裁断する)機械に入れて、ゆうめーるの 封筒に50枚の束にして詰めて送ってます。あまりにも数が多い場合は宅配便です」 N「サカイ引越センターさんに就職してよかったと思うことはどんなことですか」 T「会社の規模が大きいので、福利厚生や給与、休みの面でしっかりしてくれて いるところ、“なぁなぁ”で休日出勤とかはないです。」 N「お仕事中に困ったことがあれば教えてください」 T「機械が調子悪くなるとどうしようもないです、あとは変則的な名刺を 頼まれると自分だけでは判断できません」 N「変則的なというと?」 T「ここにある(定型)のと違う、『色はこんな感じで』とか特別な注文を もらうと困ります」 N「そういう時はどうするんですか」 T「総務の直属の上司に相談します」   確実に仕事を進めて信頼を積み上げている N「40代以上にもなってくると人から褒められることってあんま無いとは思うん ですけど(笑)会社の方に褒められたことはどんなことですか」 T「(笑)直接面と向かって褒められるっていうことは無いんですけど、確実に 仕事を進めて信頼を積み上げているところです」 N「反対に、注意されたことはありますか」 T「若い女性の従業員が多いんで、会話の際の言葉遣いは入社当初は言われた ことがあります。年下に対して先輩ぶった言葉遣いだったりして…」 N「『そんな偉そうな言い方したらアカンで』って(笑)」 T「えぇまぁ、入社当初はありました」 N「ここからはお仕事から離れた質問になります。 お休みの日は何をしていますか?」 T「嫁さんとぶらぶら外へ出かけて買い物することが多いです 近場でアウトレットモールへ行ってみたり、下の子が京都にいてるので2~3か月に 一回顔見に行ったり…」 N「Tさんの趣味は何ですか」 T「昔はたくさんあったんですが、今は…休日はほっとして嫁さんとゆっくりしてますね」 N「あぁ、良いですね。夫婦仲は良いんですか」 T「いい時も悪い時も…(笑)」 N「まぁそれはそうですね(笑)お給料の使い道は何ですか」 T「嫁さんと出かけたときとか、家のローンの支払いに使ってます」 N「高次脳機能障害になったきっかけはご病気か事故どっちですか」 T「両方です。事故の後に病気になったんで」 N「交通事故ですか」 T「……ちょっと待ってくださいね…もともと脳腫瘍があったんですよ。 交通事故をきっかけにそれがわかって… 事故の後に大分調子が悪くなったんで調べてもらったら『腫瘍がある』って で、腫瘍を取った後に高次脳機能障がいが残りました」 N「その腫瘍を取る手術がきっかけだったんですね。手足の麻痺は無いですか?」 T「全く無いですね。記憶が悪いだけで(笑)」 N「私と同じですね(笑)」 N「クロスジョブに来る直前はなやクリニック…」 T「なやクリニック、高槻のやまぐちクリニック、ちょっと落ち着いてからは 堺市のとある就労移継続支援B型の事業所でお世話になってました」 N「クロスジョブはどこで紹介されたんですか?」 T「嫁さんが調べてきてくれて、『堺東にあるよ、就労にも力入れてるみたい』って、 前のところ(B型)は就職には程遠いっていうような感じで、最終的には就職したかったんで…」 N「経営コンサルをされてる時に、事故・病気にあわれた…」 T「そうです」 N「始めてすぐの時ですよね。これは起業されたんですか」 T「いえ、違います。転職です」 N「旅行代理店が長かったんですね。内勤ですか?」 T「いえ、添乗です」 N「印象に残ってる行先ありますか」 T「インドネシア、バリが良かったですね」 N「どんなとこが良かったです?」 T「お香の香りが良かったですね(笑)食べるものも日本人に合うと思います」 N「クロスジョブの訓練で今のお仕事に役に立ったものを教えてください」 T「……パソコンが僕全然アカンかったんで、あれはだいぶ助かりました」 N「今はもうだいぶ…」 T「簡単な文書作成なら」   『ここはアカン』と決めつけずに、長く働けばそこの良さがわかってくる N「今年の、あるいは将来の目標を教えてください T「目標は…、サカイ引越センターで長く働かして頂いて、定年を迎えたいですね。 ここは周りの人の理解もあって物凄い働きやすいです」 N「みんなが働きやすい会社に出会えるわけでは無いですからねぇ。 この出会いを大切にしてください では、今就職を目指して訓練されている方々に一言お願いします」 T「私もそこそこ歳いってからの就職活動でしたので、そういう方も諦めずに ずっと続けてほしいなと、若い方は何でもできますので、訓練頑張って自分の 希望の会社に是非就職してください」 N「最後の質問です。私はチャレンジャーズというOB会の担当なんですが、 まだ就職して間もない方もおられるので、先輩として長く働くコツがあれば 教えてください」 T「まぁ…仕事が合う合わないとか人間関係、いろいろあると思いますけど、 ある程度は我慢して『もうちょっと頑張ってみようかな』っていう気持ちで続けて 行ってもらえたら、と思います。あんまり軽はずみに『ここはアカン』と決めつけずに、 長く働けばそこの良さがわかってくると思います N「ありがとうございました」   クロスジョブでの訓練時期が重なっていたり、チャレンジャーズ主催の宴会にも よく来て頂いてるのに、Tさんとゆっくりお話ししたのは今回が初めてでした。受傷前も後も、 色々あったとは思いますが、それらを乗り越えてきた落ち着きのようなものを感じました。 今年で7年目に入られましたが、10年15年勤続と長く働き続けて頂きたいと思います。