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こんにちは。ジョブコーチの長谷です。 ジョブコーチとして活動を始めて早1年…。あっという間に経ったように感じます。今年は、企業の立場と利用者さんへ寄り添う立場、どちらも大切に、ぶれない支援を出来るように頑張っていきたいと思います。 さて、1月21日(水)に、ジョブコーチの定例会に参加してきました。高次脳機能障害についての講演を聞き、ケーススタディをしてきました。 障害特性は勉強会等の知識として知っていましたが、その中の具体的な特性や症状を、具体例を通して改めて知ることが出来ました。どういった行動がどの特性に入るのか、など理解できていなかった部分も多くありました。指摘を受けた時に笑ってしまう…企業からすると「やる気が見られない」と思われてしまう事でも実はどこかに不安を感じている可能性があると聞き、どこに不安を感じていて、どうすればそこが改善されるのか、ご本人に寄り添いながら整理することが必要と感じました。 特に印象的だったのは、「誤りなし学習」が非常に効果的だという事です。あらかじめ間違いをしないように、正解から少しずつヒントを減らしていくことでスモールステップしながら習得を目指す。考えてみると確かにその通りです。訓練の中では失敗をしても、どこに引っかかりを感じやすいのか、躓きやすいのか、事前にアセスメントをしておくことが必要と改めて感じました。企業から困り感が出てからや、業務で失敗を見てから対策を考えてしまいがちでしたが、予め代償手段を複数持っておくことも必要と思います。 立て掛け式の手順書やスケジュール管理は、書いたり見たりを忘れてしまいがちな方でも、“目に入るもの”として意識付けがしやすくなるため効果的と聞きました。ケーススタディの中で、目に入っても“読む”という事を忘れてしまわないように、目立つ色にする、シールを貼ってみる、吊ってみる、捲らないとPCが出来ないようにする、等どうしたら目に入れて“読むことが出来るか”を色々と意見を聞くことが出来ました。 企業からの困り感への対処と、ご本人の思いやモチベーション維持。どの方法が一番合っているのか、無理なく取り組めるのか、一緒に考えて悩んで、探していきたいと思います。