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今回ご紹介させていただくのは、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社です。「2019年クロスジョブ雇用促進フォーラム・3年勤続表彰」の企画として、インタビューに伺いました。こちらではクロスジョブ堺から就職された高崎さんが勤務されています。現在は、ステップアップしたいという思いから転職を決意。転職活動をしながら勤務されています。今回は、勤務先の店長様と高崎さんご本人へ別々にお話を伺いました。   まずは、店長の冨田様にお話を伺いました。   ≪インタビューにご参加いただいた方≫  ・スターバックス コーヒー TSUTAYA EBISUBASHI店 店長 冨田 様 ≪インタビュアー≫  ・クロスジョブ鳳 松本、立石、長尾 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ご本人が、どのような仕事をしていたのか 松本)最初が机拭きとか、補充とかが多めだったと聞きましたが、今はそれ以外にも出来ることが増えていますか? 冨田店長(以下、敬称略)お客様に話しかけられると、なかなか対応が難しい事も多くて、外国の方が主にいらっしゃるので、そこでの言葉の壁って言うのが一番大きいみたいです。カウンター内に入ってお仕事する時もありますけど、基本的には、みんなをサポートする側の方ですかね。直接接客であったり、ドリンクを作って提供するっていう仕事以外は全て任せております。 松本)周りを見て、何をすべきか判断する能力が求められると思うんですが、その辺りは? 冨田)そうですね。細かい所に気が付くことが多いので、気付いて「しておきました」って言いう事も多いです。   ◆サポートしていく中での難しさ 冨田)ある程度はこの3年間で仕事は覚えて、やっぱり次のステップアップとして、どうしようって考えると彼の中で難しい部分があって、そのことについて話す機会が最近増えてきましたね。 松本)難しさというのは、外国の方への対応ですか? 冨田)そうです。主に外国の方への対応と、観光スポットなので、お客様の数が多いのも、しんどさがあるのかなと感じます。 松本)働いてからは、大きな環境の変化はありませんでした? 冨田)この3年間で、お客様の層が変わってきたのかなとは思います。後、どうしても従業員の半数以上が学生なので、卒業していったりすると、環境がガラッと変わってしまったりとか。本人にコーチとして良く付いていてくれた社員が主婦で、産休に入られたりとかで、そういった環境の変化はありましたね。   ◆サポートの難しさ、工夫点 松本)環境の変化があったときなどに取り組まれたことは? 冨田)コーヒー活動を誰かと組むようにしたり、日々のモチベーションの持続については、なるべく意識するようにしていましたね 松本)コーヒー活動というのは、豆を挽いたりとか? 冨田)そうですね。一人でしてもらう時もあるんですけど、なるべく先輩のバリスタに手伝ってもらって、一緒に楽しく共有してもらったり、なるべく誰かと一緒にしてもらってました。 松本)ご本人が皆さんの為に頑張り過ぎたりすることは? 冨田)お客様の数が多くて、働いている従業員が少ない日だと無理してるんだろうなって思いますね。そういう時は声に出して「疲れたー」って言いますし。 その時には「ありがとう」とか「良かったね」とか声を掛ける様にはしています。   ◆目標設定はどのようにされていたか 冨田)4カ月に1度、人事考課の時に本人と話をして目標設定をするんです。次何をしたいのか、本人の希望する姿を一緒に考えて「チャレンジしてみようか?」という感じのことをしてますね。 松本)ご本人と富田店長の中で目標を共有して仕事されていた様な状況ですね。 冨田)そうですね。 松本)関わっていた支援機関の方から情報を頂いて、「ブラックエプロンを目指しましょう」という目標を立てていた事は聞いたんですけども、達成されたんですか? 冨田)それがまだ、ちょっと難しい所もあって。でも、コーヒーの勉強は時間があればご自身でコーヒーを作って頂いて、従業員みんなに飲んで頂いたりとか主体的にコーヒーの勉強をして頂いていて、みんなに教えたりする姿が多くみられますね。   ◆他従業員との関わりについて 松本)3年前は一つするのにも不安が先に出てきてしまって、なかなか行動出来なかった方なんですけど、現在はどうですか? 冨田)責任感が強いので、他の子が分からないような所だったりとかをしっかり勉強して押さえていて、それを発揮してくれる時もあります。 松本)元々人の輪に入って楽しくお話される様なタイプではあったんですけど、その辺りはどうですか? 冨田)結構、もう長く勤めていて、一緒に働く仲間っていうので打ち解けているので、そこに置いてコミュニケーションっていうのは積極的に取れている様に感じますね。コーヒーの勉強は時間があればご自身でコーヒーを作って頂いて、従業員みんなに飲んで頂いたりとか主体的にコーヒーの勉強をしていて、みんなに教えたりする姿が多くみられますね。   ◆転職について 冨田)退職を決める判断も、ほぼ彼の中で決まっちゃってたところがあって、そこまでの過程で悩みとか聞けたら良かったのかなと思います。 松本)支援機関には「転職を考えています」との相談は出来ていたみたいですが、お店の方にいつ言えばいいのかとか、タイミングで迷ったかもしれませんね。 ご本人が辞めてしまうということで、周りの反応というのはどんな感じですか? 冨田)そうですね。もちろん本人が働きづらいと感じている部分は多いと思うんですけど、任せられる仕事もたくさんあったので、彼がいることでお店の緊張感が和らぐこともあって、いなくなるとすごく寂しいと言うか、悲しいですね。引き留めたんですけど。   ◆一緒に働いたことによる気付き 冨田)障がい者雇用の方と過去何回か仕事をすることはあったんですけど、その中でも、ご自身からコミュニケーションを取ってくれる方って少なかったんですよ。今までの方は怠け癖があったりとか、嘘をついてしまう方だったりとかあったんですけど、彼の場合、私自身のイメージを覆すくらい本当に素直で正直で、仕事への責任感も強くて、本当に感謝する事しかない存在だなって感じますね。 すごく、いい子だなっていうのが彼に対してはありますね。 松本)他の皆さん、同じ気持ちでしょうか? 店長)そうですね。みんなも同じくらい彼には信頼、信用を寄せているかなと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 続いて、ご本人にクロスジョブ鳳へ来所して頂き、お話を伺いました。 ≪インタビュアー≫ クロスジョブ鳳 立石、長尾   ◆3年間の振り返り 立石)高崎さんがオススメする飲み物は? 高崎さん)(以下、敬称略)スターバックスラテかな。 立石)外国人観光客の方の対応は? 高崎)話しかけられて困ることがありました。でも、接客ではなかったので直接関わることがあまりなかった。 立石)3年間の楽しかった思い出、記憶に残っていることは? 高崎)スタッフのみんなとバックルームで、豆を挽いてコーヒーを作ったり、飲んだりして美味しいかどうかとか話したのが楽しかった。 立石)ブラックエプロンを目指していましたか? 高崎)目指してたんですけど難しすぎて、今はそこまで思ってないです。 立石)大変だった事は? 高崎)いつも大変だった。 立石)一番自信のある業務、どうやって自信を持って取り組めるようになったのか。 高崎)「安定して仕事を任せられるね」「仕込むものとかあったら仕込んでって言われて、それを仕込んだら助かるね」って言われたことに自信が持てた。 立石)手順などに困ることなく指示を受けたら出来ているんですね。 高崎)今は。でも、最初の頃は周りの人に手伝ってもらったり、助けてもらったりたくさんしていました。 立石)自信を持って取り組めるようになったのは? 高崎)丁寧に教えてくれたことが、後々自分のモチベーションに繋がったのかなって思う。 立石)今の仕事をしていて、訓練の経験が活かされたと感じることは? 高崎)体力面でビル清掃(施設外就労)を通す中で体力が付いたと思う。言葉使いを丁寧に言えるように気を付けた。   ◆モチベーションの保ち方、気持ちの整理 高崎)特別していたことはなく、とにかく一日頑張ろうと思っていた。普段と違うことした時は達成感があってモチベーションに繋がったかな。 立石)職場内の対人面、環境面についてどうでしたか? 高崎)環境面はありました。人の入れ替わりが激しいのと忙しすぎるのと。 立石)対人面でのストレスをどう相談しているのか。 高崎)最初の頃は、自分でこの仕事向いてないんじゃないかと感じてドーンと落ちた。その時スタッフのみんなが声を掛けてくれたり、業務の交代をしてくれたり、配慮してくれた。 あとは就業・生活支援センターにも相談した。担当者が店長と連絡もとってくれた。 立石)気持ちの戻し方は? 高崎)寝ることですね。時間に任せることしかできないですね。   ◆今後について 立石)この店舗で働けて良かったと思うこと、次の職場で活かせそうな能力は? 高崎)任された仕事は自分が出来るってことが分かったので、次の職場でもそういうのを継続して出来るかなっていうのはあります。 立石)転職の理由は? 高崎)自分の今の環境より、ステップアップしたいというのがあったので一回そういう環境から離れてみてどうなんかなってチャレンジって意味で転職しようと思った。疲れたのも少しある。 立石)店長さんがインタビューの中で、「率先して業務をしてくれ感謝している」というお話がありました。 高崎)嬉しいです。   ◆インタビューを終えて 冨田様も高崎さんも質問に対して丁寧に答えてくださり、「感謝」という想いがたくさん詰まったインタビュー内容だと感じています。転職という別の道を選択された高崎さんですが、この3年間の経験を活かして新たな職場での活躍も期待しています。