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今回ご紹介させていただくのは、ふれ愛の家様です。「2019年クロスジョブ雇用促進フォーラム・3年勤続表彰」の企画として、インタビューに伺いました。こちらではクロスジョブ堺から就職された植村さんが勤務されています。今回は、植村さんと関わってくださっている担当様と植村さんご本人にお話を伺いました。
ふれ愛の家様:梶山施設長、小川様、植村様ご本人・クロスジョブ(CJ):角家、藤井
≪インタビューにご参加いただいた皆様≫
◇インタビュー対象者
ふれ愛の家 梶山様・小川様
3年継続表彰 植村様
◇インタビュアー
クロスジョブ鳳 角家・藤井
まず、植村さん本人に話を聞きました。
■現在の業務について
CJ) 今の業務内容を教えてください。
小川様)午前中は手すり消毒、午後は月・水・金→掃き掃除、火曜日→モップ掛け(水拭き)、第1・第3・第5木曜日→モップ掛け(水拭き)、第2・第4木曜日→ワックス掛けをしています。
CJ)勤務時間を教えてください
植村さん)朝10時から昼の3時です。
CJ)休憩はいつですか。
植村さん)10分休憩が朝昼2回と昼に40分休憩があります。
小川様)1日にすべて合わせて1時間の休憩があります。
■クロスジョブでのこと
CJ)3年前クロスジョブで訓練していましたね。実際働いてみてクロスジョブでやっていてよかったなと思うことはありましたか。
植村さん)実習のビル清掃でのモップ掛けと掃き掃除が役に立ちました。
梶山様)あいさつしたり、ルールを守ったりというところも役に立っているかなと思いますね。
植村さん)はい、役に立っています。
■仕事に対して
CJ)仕事で頑張っていることはありますか。
植村さん)掃き掃除と窓ふきです。
CJ)好きな仕事はありますか。
植村さん) モップ掛けは大好きです。
CJ)仕事で働いていて楽しいことはありましたか。
植村さん)掃き掃除をしているときです。
CJ)しんどいこととか辛いことはありましたか。
植村さん)ないですが、窓ふきは一番しんどいです。
CJ)しんどくなったり、イライラしたことはなかったですか。
植村さん)やっぱり立ち仕事はしんどいです。
■これからの目標
CJ)植村さんは3年継続を達成されたので表彰を受けられます。これから頑張っていきたいことや目標等はありますか。
植村さん)仕事は最後までしっかり頑張ろうと思っています。特に窓ふきを頑張ろうと思います。
続いて担当の小川様にお話を伺いました。
■三年間の歩み
CJ)3年の中で頑張れたことや変わってきたことはありますか。
小川様)最初は急な変更に対応していただくことが難しかったのですが、最近ではかなり対応できるようになってきました。基本的に毎日する業務メニューを考えていますが、「雨が降ってきたので業務を変更してほしい。」といったような急なお願いにもスムーズに対応していただけるようになりました。
また、仕事に慣れてきたので時間が余ることが多くなってきました。時間が余った時は自分からやることを見つけて時間を有効に使えるようになってきました。例えば、スリッパ拭きやペーパータオルの補充を積極的にされています。
■日々のサポートについて
CJ)本人に対して、日常的なサポートでなにかされていることはありますか。
小川様)基本的にむやみに関わりすぎないようにしています。植村さんのルーティーンができていていますのでそこは静かに見守るだけです。
植村さんは10時から仕事開始なのですが、9時くらいにはもう来ています。そこから血圧測ったり、金魚に餌をあげたりしながら10時の仕事開始に向けてモチベーションを上げていっています。
また、本人からの質問や不安なことがあった場合は言ってきてくれるので、その時は本人が納得できるように説明しようと心掛けています。
■面談について
CJ)定期的な面談などはされていますか。
小川様)月一回月末に私の都合がつく日程でやっています。
CJ)面談の内容は。
小川様)前任の方が作った達成度シートのようなものがあって、仕事に関するそれぞれの項目に対して4段階で達成度を本人に答えてもらっています。その後、今月の目標に対してどうだったかを本人から聞いています。最後に来月の目標を決めています。今では事前に家でお母さんと相談して決めてきてくれます。
CJ)面談の意図をどのように考えていますか。
まず、面談自体が植村さんにとって大事な時間になっています。面談も本人の中で長いスパンでのルーティーンになっていると思います。また、こちらから気になる部分をお伝えしたりする時間にしようと思っています。最近は安定して仕事ができているので、こちらから指摘することもほとんどないです。
■新しい仕事の教え方
CJ)ここ1、2年の中で新しく仕事教えるといったことはありましたか。
小川様)作業として新しいことというよりも、その時にやってほしいことを本人についてやり方を教えています。「この前やってもらった○○をやってほしい。」という感じでお願いして本人の引き出しをちょっとずつ増やしていきたいとは考えています。実際に引き出しは少しずつ増えていると思います。最近では、会議室のモップがけを新しくやっています。
CJ)実際に教えるときは一緒について教えるという感じですか。
小川様)最初に1回教えます。あまり長い時間は取ることは難しいので、最初の10~20分ほど道具の場所や順序を簡単に説明しています。本人が「わかりました。」と返事してくれたらあとは一旦本人に任せています。終わってから本人にできたかを確認しています。
■担当者の変更に関して
CJ)担当者の方が途中で変わられた時に、どのように引継ぎをされましたか?
小川様)まず前任のものから本人に話をしました。その後と本人、前担当、担当で顔合わせをして、これからは新しい担当に変わることを本人に理解してもらいました。
後は、前任から資料を引き継いでいます。ベースはそれを活用して本人の成長具合に合わせて少しずつ内容を変えています。大きな変化はできるだけ避けた方がいいと思っているので少しずつマイナーチェンジを重ねながらやっている感じですね。
CJ)担当が切り替わるときに問題等はありましたか。
小川様)女性の前任から男性の私に変わるというところで本人戸惑いがあったようです。
私と植村さんはそれまで話や挨拶などはしていました。しかし、いざ担当となるとこちらからの伝え方が手探りということもあり、植村さんの感情のバランスが崩れていたこともあります。
植村様)最初は戸惑いました。
小川様)植村さんに気持ちよく仕事をしてもらう関係作りもかねて、毎月の業務のチェック表の表紙に私が植村さんの似顔絵を描かせてもらっています。ちょっと喜んでもらっています。
CJ)似顔絵は今も毎月書いていますか。
小川様)毎月面談終わったら植村さんの写メを取って、その写真を見て似顔絵を描いています。毎月写メをとるタイミングに合わせて植村さんが帽子や服を変えてきてくれるので似顔絵を描いていることを喜んでくれていると思います。
■一緒に働けてよかったこと
CJ)植村さんと一緒に仕事できてよかったなと感じることはありますか。
小川様)植村さんから気づかされる部分は多くありますね。自分のルーティーンを大事にしてしっかりしているので見習う部分は多くあります。朝植村さんが出勤してきて和ませてくれることもたくさんあります。
梶山様)朝一人一人に挨拶してくれますし、出勤簿を次書く人のところへ回す等の気遣いがありますね。植村さんが何か気づいたことがあったら報告してくれます。
■これから期待すること
CJ)植村さんに期待することや頑張ってほしいなと思うことはありますか。
小川様)できる作業を少しずつ増やしていって、できるだけ毎日違う作業をして新鮮な気持ちで仕事をしてほしいです。あと、もっといろんなことをできるようになって自信をつけてほしいです。
■インタビューを終えて
3年の中で、確実に歩みを進めてこられた植村さんと、植村さんを理解したい、歩み寄りたいサポートしてくださっている会社の方との強固な関係が垣間見えるインタビューでした。
仕事に対して前向きにやる気をもって取り組もうとされる植村さんの更なる活躍が期待されます。
最後になりましたが、お忙しい中インタビューにお答えいただき本当にありがとうございました。