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今回ご紹介させていただくのは、鴻池運輸株式会社 関西支店 伝法営業所様です。「2019年クロスジョブ雇用促進フォーラム・3年勤続表彰」の企画として、インタビューに伺いました。こちらではクロスジョブ堺から就職された浦川さんが勤務されています。鴻池運輸株式会社伝法営業所はJR環状線「安治川口」駅下車、徒歩10分のところにあります。今回は、浦川さんと担当様にお話を伺いました。 ≪インタビューにご参加いただいた皆様≫ 鴻池運輸株式会社 関西支店 伝法営業所 副長 田中 勝也 様 3年継続表彰者 浦川 久徳 様 ◇インタビュアー クロスジョブ鳳 角家・藤井   まずは、浦川さんにインタビューさせていただきました。 仕事内容について スタッフ:以下S)仕事内容について教えていただけますか? 浦川さん:以下U)その日に出荷する車輪のバーコードを読み込む作業がメインの業務です。その他は工場で木箱を作る作業です。木の寸法を測って切り、くぎ打ち機で組み立てる作業です。他にも、梱包作業やフォークリフトで木を積み込む作業もあります。   勤務時間について S)勤務時間を教えていただけますか? U)8時15分~体操、8時30~17時までが勤務時間です。昼食休憩は12時15分~13時までです。残業の時もたまにあります。残業がある時は大体1時間くらいです。   クロスジョブの訓練について S)クロスジョブで訓練していたことが仕事で役立ったということはありますか? U)はい、色々経験したことが役立っていると思います。 S)浦川さんはパーツパッキングという訓練をされてましたよね?企業の中で実際の仕事を経験することをされていましたね。そこで学べたことや良かったことはありますか? U)仕事として経験できたことは良かったです。訓練とは違って、実際の会社に通勤して時間通り上がってということが経験出来て良かったです。   仕事について S)今のお仕事で頑張っておられることはありますか? U)入ってきた時からずっと同じ仕事をさせてもらっています。でも、できることもちょっとずつ増えています。 職場の従業員が減ったため、納期に間に合うように特にスピードを意識して頑張っています。 働く上での変化点 S)働く上で、仕事のことや生活面など変化はありましたか? U)お給料をいただくようになったので少し外に出掛けるようになりました。 S)今まではあまり出掛けたりはしなかったんですか? U)そうですね。ほとんど家でした。 S)じゃあ今は好きなところに出掛けて、好きなものを買って、ということができているんですね。 U)そうですね。 S)しんどくなった時に誰かに相談したりしましたか? U)就ポツ(障害者就業・生活支援センター)とジョブコーチに相談しました。 S)相談されてみてどうでしたか? U)相談したら案外スッキリして、その後はあまり気にしないようになりました。 S)そうなんですね。相談して解決できたことはとても良かったですね。それがあったから現在も働き続けられていますもんね。今は就ポツに相談されたりしていますか? U)先日までは定期的に会社に来ていただきましたが、これからは自分から定期的に行くことになりました。 U)今は飲み会にも参加したり、周りの人とも話ができるようになりました。訓練の時を知っていると思うので、分かると思うのですが、初めは「はい。」とか聞かれたことに単語で答えることしかできませんでしたが、今は少しは聞かれたことに答えられるようになりました。 S)そうですよね。今もこうして話をしていることも、とても変わっておられるなと感じます。   仕事を続けること S)仕事を続けるモチベーションはどんなことがありますか? U)給料をいただけることが一番です。あとは辞めた後が大変だから、通ってこられたと思います。   これからの目標について S)これから頑張って行きたいことはありますか? U)今職場の従業員が少なくて作業が追い付かないことがあるので、納期に間に合わせられるように頑張りたいです。   続いて、田中様にインタビューさせていただきました。 障害者雇用の状況 S)伝法営業所の障害者雇用の状況をお聞きしてもよろしいでしょうか? 田中様:以下T)浦川さん以外での障害者雇用は1名ですが、内部疾患の方です。精神障害者手帳をお持ちの方は浦川さんの他にはいらっしゃらないです。障害者雇用率が不足していたので雇いたいという背景がありました。   変化点について S)初めの頃と今との印象で変化はありましたか? T)今は十分戦力となってくれています。資格をたくさん取っていただきました。資格を取ることで仕事の幅が広がっています。今彼がしている仕事が出来るのが彼を含めて二人だけなので、貴重な人材になっています。本当にいなくてはならない存在です。   配慮について S)会社側での配慮など工夫されている点はありますか? T)初めてする仕事は覚えるまでは少し難しいというイメージがあります。なのでルーティンでできる仕事を任せています。それでも時にはイレギュラーな仕事にもしっかり対応してくれています。 S)難しいと感じることはありましたか? T)独り立ちのタイミングです。どのタイミングで任せていくかというのが難しいですね。 S)確かに、難しいところですね。 T)今はシールの在庫管理もしてくれており、無くなりそうであれば言ってくれています。在庫管理も発注してから届くまでに1ヶ月以上かかるので、しっかり管理していく必要があります。そこもしっかり抜かりなく管理してくれているので助かっています。   障害者雇用について S)雇用を通じて、会社側が変わったことや考えておられることはありますか? T)障害者手帳を持っていない健常者の方でも朝遅刻したり、急に休んだりする方がおられるのですが、そういう方もいる中で、遅刻や欠勤もなく、働きたい気持ちがあれば障害があろうがなかろうが問題ないと思っています。障害のあるなしではなく、働きたい意欲が大事なので、どんどん採用していきたいと思っています。会社としても本人が得意な仕事をしてもらえたらと思っています。浦川さんみたいに、社会人として朝遅刻しない、突発的な欠勤がない、残業にも対応してくれるのは有り難いので、そういう方であればぜひ来てほしいと思っています。   今後について S)これからご本人に期待することや、頑張ってほしいことはありますか? T)自分の中で仕事の要領をつかんできたと思うので、新人が入ってきた時に教える側になってほしいと思います。先日もいつもと違うことが起こった時に、間違えているという判断がしっかりできて、報告してくれたので未然に防ぐことができたことがありました。責任感を持って仕事ができることは素晴らしいことなので、今後も続けていってほしいと思います。また、新人への指導を通じて他の方の模範となってもらえたらと思います。   インタビューを終えて・・・ お話をお伺いし、とても戦力となって働かれていることを感じました。仕事をする中で、一人の戦力としてなくてはならない存在というお言葉を聞き、地道にコツコツ頑張ってこられたことが実を結んでいるんだなと感じました。 3年前の訓練での印象と大きく変わっておられ、お会いした瞬間の浦川さんの笑顔がとても印象的でした。インタビューの中でも「初めは単語を話すだけだった」というスタートから、今は飲み会にも参加し、会社の方と良好な関係を築けていることは、浦川さん自身が変わられたことだと思いますし、そこには会社の方の温かいサポートがあってこそだと感じました。これからも長く働き続けられるよう応援しています!